エフィ・カラバサ作　ターコイズ&リボーン　リング　約18.5号

■「snake」をモチーフにした作品で世界的人気作家になった「エフィ・カラバサ」
日本をはじめ、世界には古来より蛇を信仰の対象にしている地域が多くあり、それ故かコレクターはアメリカに留まらず、世界中に存在します。
ズニの伝承で蛇は「Reborn=再生、生まれ変わり」の象徴。
この蛇が取り囲むような独特のデザインはエフィが亡き夫から受け継ぎ、大切に守り、エフィから子へ孫へと現在もなお伝えて続けているモチーフです。
このモチーフの背景や意味、歴史を知り、私が大好きになった作家です。
2000年、アルバカーキの「Effie Calavaza & family Shop」で購入した『Effie Calavaza　Ithaca Peak turquoise & Reborn　ring』です。
二匹の蛇に守られるようにセットされた石はパイライト(黄鉄鉱)の銀のマトリクスがはった「イサカピーク・ターコイズ」
このサイズのイサカピーク、ヘヴィウェイトリングは希少です。
1955年、エフィの名で発表以来、現在は曾孫のジュードの名で、変わらずに家族で世に送り続けている作品たち。
“アーティストもユーザーも「この世でたった一つのモノ」を代々受け継いでいく精神が具現化された作品”だと思います！

【豆知識】
●イサカピーク・ターコイズ
アリゾナ州キングマン『イサカピーク坑道』
イサカピークのターコイズは、2年に一回、1.5～3キロほど掘り出されます。
濃いブルーに下から染み出すようなマトリクスが入るのがイサカピークの特徴です。
深く、透明感あるブルーのハイグレードものは、一回の採掘で約800カラット(1カラット=0.2g→160g)と全体の1/10～1/20程度と僅かです。
その中でも特に、黒のスパイダーウェブ、またはパイライトが出す銀色のマトリクスが入った石は最高級とされ、あまりにも高価格のため、市場にはあまり出ず、コレクター等にそのまま流れることが大半です。

■サイズなど／約18.5号。台座縦約29㎜、幅約23㎜、厚さ約(ターコイズ含まず)3㎜。ターコイズ縦約24.5㎜、横約13.5㎜、高さ約10㎜。アーム幅約5㎜～28㎜、厚さ約2㎜。作者ホールマーク、ZUNI 刻印アリ。
※シルバーの刻印はありませんが、シルバー製てす。
※私が着用していたので、傷、クスミ等があります。